2011年3月2日水曜日

地震とか公共事業とか

いまさらですが、Christchurch(CHCH)で大きな地震がありました。CHCHには1998年末と2007年末の2回旅行で訪れました。Garden Cityと呼ばれるだけあってきれいな街でした。今回も話題になっていますが、古い建物も多かったです。

Christchurch Cathedral (EOS40D+EF-S10-22)

この大聖堂も倒壊したそうで。。。

ところで、民主党に突っぱねられたようですが、自民党が公共事業を増やした予算案を出したとか。「公共事業=悪」という感じで報道されることが多いですが、本当に「悪」なのかな? もちろん、公共事業の全てが土木工事というわけではありませんが、ちょっと土木工事について思っていることを。。。

2008年6月に岩手・宮城内陸地震が発生し、死者・行方不明者23人を出す惨事となりました。この地震では地滑りや山崩れが多発し、道路も寸断されました。その復旧作業をTVで見ていて思ったのですが、早い段階から重機が投入されて復旧作業にあたっていました。色からして自衛隊じゃなく民間企業。今回のNZの地震でも倒壊した建物からの救出作業には重機が入っていました。ビルや家屋の倒壊現場からの救出は重機が無いと無理だとか。
さて、この重機、普段はどうしているのでしょう?民間企業なのでもちろん工事現場で働いているのでしょう。土木工事が減っていくと、恐らくこれらの重機も減っていきます。地震が起きたときに集めようとしても、近くにはもう無い、遠くからは道路が寸断してて入れない、その道路を復旧する重機も無い、ってこともありえるんじゃないかな。
さらに、機械だけあってもオペレーターがいないと使えないんですよね。そのオペレーターも日々使っていないと技能が落ちるだろうし。
これらの機材、オペレーターを維持できるぐらいの土木工事は社会で負担してもいいんじゃないかな。災害時は救助活動に加わるという条件で。自衛隊も重機を揃えてるけど、基地の密度も低いし、ただの訓練よりはインフラ整備の方が無駄が無いし、なにより官公庁がやるより民間の方がコスト的にも低いでしょう。
ちょうど今頃の年度末はそこら中で無駄と思えるぐらい道路を掘り返しています。でも、これもイザという時のためにオペレーターさんが練習していると思えば腹の虫も収まります。

日本は地震多発国で国内どこで大地震が起きてもおかしくありません。自分が被害にあってから後悔しても遅いです。


と、ガラにもなく硬い話でした(^^;

2 件のコメント:

  1. こんばんは
    仰る通りで公共事業が良い悪い
    でなく金が何処かにタンス預金されて
    廻らない事で日本経済が停滞して
    るように思えます。
    社会の貨幣は人間の血液循環療法のようなものかもしれません。
    そういう意味で公共事業は雇用対策や
    貨幣の循環とメリットも多々あると思います。
    公務員の官舎や天下り先の箱物ばかり建てられては困りますが。(苦笑

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  2. 談合とか役に立たないものは入りませんが、道路改修とか耐震補強とか老朽化した橋梁、水道管取り替えとかいろいろありますよね。
    なんか今の政権の政策は労組的発想で「働かずに金をもらう」ばかりのように思います。政府がお金を出すのでも、公共事業で労働の対価として出すほうが良いと思います。

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