2011年3月17日木曜日

暖房無しで寝る

被災地はもちろんのこと、東京電力管内でも停電とのこと。おまけに今夜は氷点下まで気温が下がるとか。今、ここで書いてもどうしようもないかも知れませんが、防寒の方法を書いてみます。
ちなみに、私は寒冷地でキャンプ(2月の雲仙とか、12月末のグランドキャニオンとか)をしたり、暖房無しの車中泊の経験がありますし、真冬でも毎週夜釣りしたりしています。

防寒の基本は「空気層を作る」ことです。空気は熱伝導率が低いので体の周りに動かない空気の層を作ると、そこが断熱層となって外気の温度が伝わりにくくなります。クーラーボックスとかも同じ原理ですね。体は発熱するのでその熱をできるだけ逃がさないようにするわけです。

まず服装は内側にフリースやセーターなどの厚めのものを着て、一番外側にナイロンなどの空気を通しにくい素材の物を着ます。また、頭からの放熱もかなりあるので、帽子をかぶるのも効果的です。できれば首も。

もし持っていればテントが最高です。部屋の中にテントを張れば中はかなり暖かくなります。テントの値段は基本的に軽さと水の漏れにくさで決まるので、部屋の中であれば安物で十分です。テントの中に布団を敷けば普通に寝ることができます。暑いぐらいになるかも知れないので、服装は軽めにしておくほうが良いです。この方法だと多分-30℃程度でも大丈夫です。北極冒険家をサポートした経験がありますが、彼らはブリザードの中、氷の上にテントを2-3重に張って寝ます。

シュラフは持ち運びしやすくした布団なので、自宅では布団があれば特に必要ないと思います。

ご参考まで。

追記
キャンプ用のガスランタン、ガスコンロ(バーナー)は屋内で使用してはいけません。カセットコンロと違い、カロリー(発熱量)が全然違って酸素も大量に消費します。逆にカセットコンロは気温が低いところではお湯も沸かせません。

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